高校生が株取引のための証券口座をつくるには
高校生でも株式投資に興味を持って、証券口座をつくりたいと思うことは決して珍しいことではありません。しかし、高校生が証券会社に口座を作るのは、意外と面倒だったりします。おすすめの証券会社や、口座を作る時の注意点を詳しく解説します。
目次
高校生が証券口座を作る時の注意点
まずは証券会社に口座を作る際の注意点を紹介します。
証券口座を作るのに必要なものは?
証券会社によって異なりますが、用意すべきものは以下のとおりです。
- 本人確認書類(身分証明書)
- 銀行の口座
- 親の証券口座
本人確認書類は基本的には学生証ではダメで、運転免許証や住民票、健康保険証、パスポートなどが使えます。ネット証券の場合は、それらをスマホで撮って送るだけで全て自宅で手続きできます。
あとは自分の名義の銀行の口座も必要です。証券口座にお金を入金するために必要なので、持っていない場合はまずは銀行の口座を作りましょう。作り方や、おすすめの銀行は以下の記事で紹介しています(証券口座よりも簡単につくれます 親の同意もいりません)
更に注意が必要なのは、未成年の人が証券会社に口座を作る場合は、親権者がその証券会社に口座を持っていないとダメ、というルールを設けている証券会社が多い点です。まずは親に口座を作ってもらわなくてはなりません。
未成年では出来ない取引もある
高校生でも口座を作って株の取引などが出来ます。私も高校卒業間際に証券口座を申し込んで、大学入学直後から株や投資信託の取引を始めました。
ただし、未成年の人は一部の取引が出来ないように制限されます。
借金を背負うリスクがある「信用取引」や「FX取引」(外国為替)などはダメです。証券会社の画面を開いても、それらの取引は「現在利用できません」と表示されます。
信用取引やFXは、自分が持っているお金の額以上を動かして取引が出来るものです。場合によっては借金を背負うリスクもあるため、リスクが高いということで日本国内では制限が設けられています。
株(現物取引)や投資信託のように、失敗しても自分が持っていた金額分を失うだけで済むものは、未成年でも取引が可能です。
高校生におすすめの証券会社
高校生におすすめの証券会社を紹介します。
楽天証券
楽天証券は通販サイトやプロ野球チームを持つ楽天グループの証券会社です。
もともと手数料が安いことで知られていた証券会社で、「手数料0円」のETF(上場投資信託)も多数取り扱っており、投資資金が少ない高校生におすすめです。
高校生が株で儲けるには
最後に、これまでに株で元手の資金を2倍以上に増やした私が、高校生のために株で儲けるヒントを紹介します。
身の回りで流行っているものに注目しよう
株価は「ヒット商品」の誕生で大きく値上がりすることがしばしばあります。例えば最近だとワークマンとか、いきなりステーキはメディアで注目を集めると同時に株価も大きく値上がりしました(いきなりステーキはその後失速しましたが・・)
身の回りで流行っている商品や、人気を集めているお店、身の回りで急激に増えたお店などを常にチェックするのがおすすめです。
私自身、高校時代によく通っていた「日高屋」というラーメン屋さんが賑わっていることに気づき、運営会社の株を買ったところ数年の間に3倍にまで値上がりしたり、コメダ珈琲の店舗が周りに増えてきた時にコメダの株を買ったところ、1.5倍くらいに値上がりして儲かりました。
「ここは絶対流行る」と自信を持てる会社を見つけて、そこの株を持ち続けてください。うまくいけば買ってから半年、1年放ったらかしでずっと値上がりしていきます。
短期の売り買いはおすすめしない
株を数日、あるいは一日に何度も取引するデイトレードやスイングトレードと呼ばれる取引方法がありますが、高校生にはおすすめしません。
高校生は学校や部活などで忙しいので、一日中株の取引をすることは難しいです。また、取引の元手となる資金も少ないので、短期売買を繰り返しても証券会社に払う手数料分で損をしてしまう可能性が大きいです。
私も大学時代、短期売買を繰り返したことがありましたが、全く上手く行かなかったです。また、授業中も株価が気になって集中できなくなったというデメリットもありました。