LINE Bank銀行の特徴

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LINE Bankの設立は「中止」となりました。以下、過去情報です

2020年春に開業! LINE Bankを解説します


 通信アプリ大手のLINEが2020年をめどに開業する「LINE Bank銀行」 2019年7月には「てのひら銀行」という商標出願をしていますが、どんな銀行になるのか最新の情報をもとに詳しく解説します。





LINE Bank銀行とは


 まずはLINE Bank銀行について簡単に解説します。


LINEが設立する新しい銀行


 LINE Bank銀行は通信アプリ大手のLINEが設立を予定している新しい銀行です。


 大手銀行として知られる「みずほ銀行」とLINEが共同で設立する銀行で、LINEの金融子会社が51%、みずほが49%を出資して設立される見通しです。


 店舗を持たないネット銀行の形態を取り、2020年の開業を目指しています。


LINE Bank


なぜLINEが銀行をつくるの?


 通信アプリのLINEが銀行をつくる、というのは意外に感じる人が多いと思います。
 LINEは国内に7800万人のユーザーがおり、スマホを持っている人のほとんどが使っているといってもよいでしょう。ですが海外では苦戦しており、ユーザー数を減らしているという状況で、国内ユーザーの利用頻度を高めることを重視しています。


 その一環として金融サービスに力をいれており、既に決済サービスの「LINE Pay」やLINEアプリから保険を申し込める「LINEほけん」などのサービスを展開しています。


 銀行は金融業の中でも中核的な役割を果たすもので、銀行に参入することで既存のサービスとの相乗効果を期待しているようです。


LINE Bankはみずほ銀行も参加する


 一方、提携するみずほ銀行は若い世代の口座開設に苦戦しており、若い世代との接点が多いLINEと手を組むことで弱点を補うとい目論見があるようです。


 ライバルである三菱UFJ銀行はKDDIと組んでじぶん銀行を、三井住友銀行はヤフーなどと組んでジャパンネット銀行を展開していますが、みずほはネット銀行に関与していませんでした。そうした部分での「遅れ」を取り戻すという意味合いもあるでしょう。


LINE Bank銀行はどんな銀行になるの?


 LINE Bank銀行はどんな銀行になるのか、特徴を紹介します。


スマホを軸とした銀行になる


 スマホアプリとして多くのユーザーを抱えるLINEが設立する銀行ですから、スマホを中心としたサービスを展開することになります。


 日本経済新聞が報じたところによれば、まずはスマホを使った送金サービスや、少額の融資サービスなどを展開するのではないかという見方もあります。


 また、2019年7月には「てのひら銀行」や「てのひら金融」という商標出願を行っており、このことからもスマホを軸としたサービス展開になることがうかがえます。


LINE Bankはスマホで何でもできる銀行になる


手数料にメリットがある可能性も


 店舗や自前のATMを持たないネット銀行であるため、他のネット銀行と同様に既存の銀行と比べてATM手数料や振込手数料などの面で有利になるとみられます。


 また、日本経済新聞の指摘ではLINE Payなど他のサービスと組み合わせて収益を上げることが出来るため、必ずしも従来の銀行としてのサービス(振込やお金の引き出し・預け入れなど)で利益を上げる必要が無いため、そうした部分の手数料を思い切って下げてくるのではないかとの見方もあります。


 若年層をターゲットとした銀行であるため、特に少額の利用でもお得にそして便利に使える銀行になることを期待したいです。


LINE Bank銀行の口座の作り方は?


 口座開設について紹介して終わります。


スマホを使って口座開設可能に?


 ネット銀行のみならず、最近は大手銀行でもスマホアプリで口座開設の手続きが完結するようになっています。必要事項を入力し、身分証明書をスマホカメラで撮影するだけで完了します。


 LINE Bank銀行についても、当然スマホアプリ上で口座開設の手続きが完了するようになるはずです。


 また、現在の制度では住所確認のため、手続き完了時に身分証明書の住所に郵便を送って「手続き完了」としていますが、今後規制が緩和されてそうした郵送による確認も必要無くなる見通しです。


口座開設時の郵送による本人確認も必要無くなる?


 そうすれば完全にスマホアプリで手続きが完結し、場合によってはその日のうちに口座開設が完了するようになるでしょう。




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