GMOあおぞらネット銀行の特徴

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GMOあおぞらネット銀行のメリット・デメリットは


 高校生や大学生にぜひおすすめしたいのがGMOあおぞらネット銀行です。実際に口座を持っている私が、この銀行のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。



どんな銀行なの?


 GMOあおぞらネット銀行は、IT大手のGMOグループと「あおぞら銀行」が共同で設立した新たな銀行です。


 熊谷正寿社長率いるGMOグループは過去にはイーバンク銀行(現在の楽天銀行)に出資していたり、現在も「GMOクリック証券」を展開するなど金融事業にも力をいれています。ちなみに、外国為替取引(FX)ではGMOクリック証券が日本国内で3年連続1位です。


 一方、あおぞら銀行はかつて「日本債券信用銀行」という名前で日本の高度経済成長を支えた銀行です。特に高齢の人たちには絶大な信頼のある銀行です。


あおぞら銀行の本社が入る上智大学ソフィアタワー

あおぞら銀行の本社が入る上智大学ソフィアタワー

 そんな両者がお互いの強みを活かして出来たのが、「GMOあおぞらネット銀行」です。


GMOあおぞらネット銀行のメリット


 新しい銀行ということで、サービス内容はどうなっているのか。他の銀行と比べて優れている点を紹介します。


ATMの入金無料・出金も月2回以上無料


 セブンイレブンやヨーカドーなどにあるセブン銀行のATMと、イオンモールやミニストップなどにあるイオン銀行のATMを利用できます。


 入金手数料は何回でも無料で、引き出す際は「月2回以上」無料です(以降は1回110円) 最近はATM手数料を有料化、もしくは引き上げる銀行が多いので、無料特典があるのは有り難いです。


ATM手数料が安いGMOあおぞらネット銀行


デビットカードで買い物が0.6%引きに


GMOあおぞらネット銀行のVisaデビット付きキャッシュカード


 GMOあおぞらネット銀行のキャッシュカードはVisaデビットカードの機能が付いています。発行・年会費は無料で、VISAカードが使えるお店でクレジットカードと同じように利用できます(利用すると即、口座からお金が引き落とされる) コンビニやスーパー、ファミレスやネット通販などでクレジットカードと同じように使えます。


 利用金額の0.6%以上キャッシュバックされるのでお得です。現金で払った場合と比べて、すべての買い物が0.6%お得になります。ドコモやau、ソフトバンクの携帯電話料金の支払いにも使えます。


定期預金が高金利


 円定期預金の金利は0.03%(1年)と、大手銀行の15倍。また他のネット銀行と比べても高いと言える水準です。(2024年1月12日時点の情報)


 低金利の時代なので、10万円を1年預けてもわずか30円の利息しか付きませんが、少しでも得したい人におすすめです。


口座開設が即日可能


 スマホと、運転免許証かマイナンバーカードがあれば口座を「即日」開設することが出来ます。他の銀行の場合、郵送で書類をやり取りするため1週間近く掛かってしまうので、圧倒的に速いです。


 やり方は簡単で、公式サイトから住所などを記入、そして身分証明書の写真と自分の顔を撮影した「動画」をアップロードするだけです。


GMOあおぞらネット銀行のデメリット


 続いて、デメリットの部分を紹介します。


ATM手数料無料特典が多いわけではない


 GMOあおぞらネット銀行は月2回以上、ATM手数料(お金を引き出す)が無料です。他の銀行では、例えばソニー銀行は「月4回以上無料」なので、お金を頻繁に引き出したい人にはソニー銀行の方がよいです。


 また、使えるATMもセブンイレブンなどにあるセブン銀行と、ミニストップなどにあるイオン銀行のATMだけです。ソニー銀行だとそれらに加え、ローソンにあるローソン銀行やファミマにあるイーネットのATM、ゆうちょ銀行(郵便局)のATMなども利用できます。


銀行名が長過ぎる


 「GMOあおぞらネット銀行」(じーえむおーあおぞらねっとぎんこう)という銀行名が長すぎます。平仮名では17文字です。何かの書類に手書きで書く時に、面倒を感じることになるでしょう。


 ちなみに、支店名が「うみ支店」「にじ支店」(いずれも個人口座)と短いのがせめてもの救いです。


口座開設の方法(実際に作ってみた)


 サービスを開始してすぐ、実際に申し込んでみました。


GMOあおぞらネット銀行に口座開設の申込みをした


年齢制限は?


 15歳未満の人口座を作れません。15歳以上であれば高校生でも作れます。


 15歳未満の人には、楽天銀行をおすすめします。こっちは13歳以上なら、保護者の同意無しで口座を作れます。私も中1から使っています。


口座開設に必要なもの


 用意するものは「本人確認書類」だけです。
 運転免許証や住基カード(写真付き)、パスポート、マイナンバーカード(写真付きの)や健康保険証(住所が書いてあるもの)を使えます。


 なお、学生証は本人確認書類として使えないので注意してください。学生でまだ免許証を持っていない場合は、健康保険証を使うのがおすすめです。必ず住所が書いてあることを確認してください→書いてない場合はカードにある住所記載欄に自分で記入


 また、本人確認書類の住所でしか申し込みできないため、例えば住所を実家に置いたまま一人暮らしをしている学生さんは注意してください。実家に帰ったときに手続きしましょう。


口座開設の手順


 申込みはネットで完結します。本人確認書類もネットから送信するだけです。流れとしてはこんな感じです。


公式サイトから名前や住所などの個人情報を入力

身分証明書を写真などで撮ってアップロード

確認後、自宅にカードなどが送られてくる


 公式サイトからスマホで申し込む場合、動画を撮って送るとその日のうちに口座をつくることが出来ます(免許証、マイナンバーカードが必要)




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